| | | | | | | | | 2017/08/25 15:44:39 プライベート♪ | | | 結婚礼法の発生と発達 | |
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男女が夫婦生活をむすぶ誓約をする儀式である婚礼を、家庭で行なうのは古くからの庶民的な風習の一つです。
しかし、よく考えてみると、これもたんに庶民にかぎったわけではなく、一般的なこの国の風習といってよいでしょう。
もともと婚姻は家と家との結びつきでしたから、嫁取り、嫁入り、つまり家庭で挙式されるのは当然で、結婚会館やホテルの利用は当世的です。
往時はいかに政略結婚、戦略結婚が行なわれたかの例に、戦国時代武将間の実状を紹介しておきましたが、いわゆる婚姻に関する故実書なども、そのころから現われるようになり、室町時代の「乳母冊子」「身のかたみ」をへて、小笠原流(小笠原長秀の定めた礼法)、伊勢流(伊勢貞頼の「よめむかえのこと」)、今川流、北条流(「北条幻庵覚書」)と、だんだん作法が"もっとも化"されていったのは面白いことだと思います。
前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)
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| | | | | | | | 2017/07/14 15:10:51 プライベート♪ | | | 仲人としての最初のロきき(前野岳洋) | |
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結婚の世話を頼まれた人は、出された資料(覚え書と写真)をもとにして、しかるべき候補者をさがし、その人からも同じような資料をもらいますが、ふつう申込みは男性のほうから女性(の家庭)へが常識です。
そこへいたるまでの内面工作はたいへんでしょうが、正式に進めるとなれば、かえって話は楽なくらいで、この場合、世話する人は紋切型になるのもやむをえないことです。
『・・・××家のご長男は、かねがねわたくしどもでもよく存じあげていますが、学歴、健康、性格、環境など、お宅のお嬢さまとはまことにお似合いのご良縁と思いますので、ご縁談のおすすめに伺いました。
ご本人の写真なども取りそろえて持って参りましたから、皆さんでよくご相談の上、できるだけ早くお考えを承りたいと存じます。
ご不審の点などがございましたら、私にご遠慮なくおたずね願います。』
前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)
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| | | | | | | | 2017/06/23 17:45:04 プライベート♪ | | | 里帰りは、新婚旅行から帰った最初の日曜日にするのがよい | |
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新夫婦は結婚式から三日目、または五日目の奇数日に嫁の実家をはじめて訪問するものとされてきました。
昔はこの里帰りに、嫁は、待小袖という婚家で新調してくれた家紋入りのきものを着て、嫁だけが一泊して帰ったものです。
いまは、結婚後夫婦そろってはじめて実家を訪問することを里帰りと考えればけっこうです。
旅行から帰ってなるべく早い機会に出かけたいものですが、家族みんなとゆっくり会える日となれば日曜日がいいでしょう。
新居を構えたのなら、はじめに夫の家、つぎに妻の家を訪ねます。
あるいは、土曜日に妻の実家をたずねて一泊してくつろぎ、帰宅の途中で夫の実家を訪問するのもよいと思います。
前野岳洋(ビジネスマナーコンサルタント)
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| | | | | | | 前野岳洋 | | | | | | | | 自己紹介 | |
| ビジネスマナーコンサルタントの前野岳洋です。書状は丁重さの程度によって使い分ける電報はかなり形式化したメッセージの伝達方法で、しかも"とりあえず"といった性格が強いため、丁重さに欠けます。そこで、即時性という点では電報に劣りますが、タイミングを逸しないうちに、御祝状、お悔み状などの書状を手配したほうがよい場合があります。 | |
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