今見えているOAの未来とはどんなものでしょう。
 想像ではなく、現実に発売しているOSやアプリを組み合わせると、ある事が見えてきます。
 RemoteApps を外部から、例えば社外から社内に接続する場合、VPN を用いずにTS Gateway という手法で接続する事が出来ます。
 この手法は、RDP(リモートディスクトップ)の制御を SSL を介して行うもの(RDP over HTTP)で、安全性は NAP という機能で保護されます。
 NAP は接続クライアントがセキュリティポリシーの充足をリアルタイムで監視する機能を持ち、必要であればネットワークを遮断したり、セキュリティセンターに誘導します。
 RemoteApps は、あたかもクライアント上で動くアプリケーションとして振る舞いますが、実態はサーバー側で動いているわけですから、軽量でパフォーマンスの小さい PC でも動作します。
 この事から、サーバーはより負荷に耐えられる高性能なものになり、クライアントは軽薄短小で、よりデザイン性や操作性が重要視されるでしょう。
 しかも、サーバーが1台とは限りません。
 クラウド・テクノロジーにより、あなたはどのザーバー上のアプリケーションを使っているのかを知る必要がありません。
 必要な機能が必要なサーバーから提供されるからです。
 もちろん、それが自分の会社のサーバーとも限らないのです。
 あなたは、そこが社外であろうがなかろうが、環境を意識することなく、必要な情報を得ながら自分のジョブを継承できるのです。
 さて、費用は?
 驚く事に、そのほとんどが Windows Server 2008 R2 に標準で搭載されているのです。
 あなたが購入するのは、ライセンスという知的所有権だけです。
 さあ、乗り遅れてはいけませんよ。