Windows 2003 などをお使いの方は、2003 R2 のCDを使ってのスキーマ拡張をお勧めします。
 スキーマ拡張によって、フルメッシュタイプのフォルダ同期システムである、DFSが利用できるようになります。1か所でアクセス権を設定すれば、他の同期フォルダにもアクセス権が複製される優れものです。
 スキーマ拡張を行おうとする場合、スキーママスタのDCにスキーマ編集権限を持つアカウントでログインしなければなりません。
 確認するには、netdom を用います。
>netdom query FSMO
Schema owner                sdcxx.softwd.co.jp
Domain role owner           sdcxx.softwd.co.jp
PDC role                    sdcxx.softwd.co.jp
RID pool manager            sdcxx.softwd.co.jp
Infrastructure owner        sdcxx.softwd.co.jp
 と、このような表示がされますので、schema owner を確認し、作業はそのサーバー上で行います。また、Administrator でログオンすれば、デォルトでスキーマを操作できます。
 続いて、スキーマのレプリケーションが複数のDC間で行われているかを確認してください。内容は割愛しますが、repadmin /showrepl コマンドを実行すれば表示されます。
 続いて、Windows Server 2003 R2 の「ディスク2」の compnents/R2/ADPREP をコピーするかCDのフォルダに移動してください。
 >cd compnents\r2\ADPREP
 続いてスキーマ拡張を実行します。
 >adprep /forestprep
 成功すれば終了です。
 確認作業ですが、まず adsiedit.msc をインストールしておいてください。
 adsiedit.msc を実行し、Configration Container をダブルクリックし、CN=ForestUpdates をダブルクリックします。
 CN=Windows2003Update を右クリックしてプロパティを参照します。
 Revision attrebute が「9」になっている事を確認します。
 続いて、ルートから Schema をダブルクリックします。
 SN=Schema,CN=Configuration,・・・・を右クリックしてプロパティを参照します。
 ObjectVersion attribute が「31」になっている事を確認します。
 以上で終了です。
 私が書いている内容では不安な方は、
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc773360(WS.10).aspx
にアクセスして頂ければ幸いです。 (英語)
 判りやすいよう簡単に書きましたが、この記事は参考程度にして、十分理解したうえで実行してくださいね。
 また、R2 をお持ちでない方でも、hotfixとして提供されているようなので、上記のURLにある英文の説明の方をお読みください。