| | | | | | | しょっぱくて、カライ、そんな日々をつつうらうらボヤいてます。 | | |
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| | | | | | | | | | | | | | | | | 2013/03/27 21:51:19 プライベート♪ | | | こうのとり | | | 清水の舞台から飛び降りる〜コウノトリ番外編〜 | |
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前々回に相方の手術の話をしましたが、今回はその相方の手術に関する話題を。 つらつらと書いてきましたが、相方は男性不妊。 聞いたことがない人も多いと思います。 そもそも不妊=女性のイメージは根強くて、それゆえ男性側に問題がある時はわざわざ「男性」不妊と性別をつけるぐらいですから。 一般的に「不妊かなぁ?」と病院に行って実際「できにくい」と判断された場合、原因はほぼ50%−50%。 えぇっ!?って思うでしょう。 でも実際そうなんですよね。 ダイヤモンドユカイさんがカミングアウトしたので多少は男性不妊というものが世の中にあるんだ、ぐらいには理解している人はいてもその割合を聞くと予想外なのではないでしょうか。 まあ女性の方が生殖に関する臓器が多いので、男性だけという比率ではなく、男性も問題あり(つまり双方ともできにくい)で半々といったところです。 なので、不妊治療に挑むときは夫婦双方で検査をしないといけません。 奥さん一人が頑張っても授かれませんからねぇ。 ちなみに男性の検査はたった一つ。
採精。
これだけです。 女性が生理周期に合わせて採血したり内診したり場合によっては卵管造影したり…と複数の検査をこなさないといけないのに対して、男性はたったこれだけ。 なんか、不公平を感じます(笑)。 ところが、この採精が男性にとっては大きなハードルらしくガラスハートは躊躇したりかたくなに拒んだり、挙句の果てには逆ギレさえも。 うちの相方は「俺もする!!」とびっくりするぐらい食い気味で言ってきたので論外です(笑)。 採精には二種類方法がありまして、病院に行って取るか、自宅で取って持っていくか(病院のシステムにもよります)。 で、まあ、通常一回目の検査結果が悪い場合は2〜3回再検査します。 なぜなら。
ガラスハートだから。
男性の場合、精神的な作用が大きくていつも同じ状態とは限りません。 なので本当の結果がどうなのかを見極めるのに3回程度検査しないといけないんですよ。 相方の場合は2回目も結果不良につき、病院へGoとなりましたが。 ちなみに。 女性は産婦人科だけど、男性はどこに行けばいいの?とお思いでしょう。 男性は泌尿器科です。 不妊専門クリニックだとザーメン検査(医学用語ではこういうらしい)まではしてくれますが、その先の込み入ったところの検査はできないところも多いです。 なので、そんな時は男性不妊に力を入れている病院の泌尿器科へ行きましょう。
幸い、かかっていたクリニックが総合病院の分院なので、相方は総合病院の泌尿器科に行きました。 そして、「重度の精索静脈瘤による乏精子症及び精子無力症」という診断をうけました。 男性不妊で多い原因の一つ精索静脈瘤。 じつは、これも気づいていないだけで結構な割合で持っている人が多いんですよ。 痛みがないので実感しずらいのもそうなんですが。 そもそも、人類が二足歩行になった時の宿命みたいなもの、と担当の先生は言っていました。 動脈は心臓から強く押し出され、それゆえ血管も太めになっています。 静脈は心臓に戻す上に、下半身に流れた血流は重力に逆らって心臓まで戻らないといけない。 そして、重力に負けてしまったら…静脈の中に瘤ができ、逆流しないように作用している弁も作用できずきれいな血液に酸素等がない血液が入り込んでしまう。 それゆえ、精巣内の精子は酸欠状態になり、体温も上昇し過酷極まりない状態に陥る。 ちなみに。 この状態の場合は、たいがいは左右の睾丸の大きさが同じでなく、触っても温かい(本来は体温より低いのでヒヤっとする)、血液量が多いため血管が浮き出たようなボコボコした状態が多いそうです。 お心当たりのある男性の皆様、今すぐ泌尿器科へレッツゴーです(笑)。
この診断を受けた夫婦の選択肢は2つです。
@手術をして精子の状態を改善する。 A体外受精(顕微授精)をする。
@の場合、うまくいけば自然妊娠に持ち込めます。 ただし生命にかかわる病気ではないのに体にメスをいれるわけですから、それなりに一般的な手術と変わらないリスクは負います。 改善率も60%という決して高いとは言えないもので、成功しても結果がでるのに最短で3ヵ月、長い場合では1年という待ち時間ができます。 この3ヵ月、という数字。 なにゆえ3ヵ月なのかというと、精子が細胞から作られるのに70〜80日かかるからなんですね。 知らない人も多いでしょう? こんなこと、保健体育で習いませんからねぇ。
Aの場合、すぐに治療(?)ができます。 ただし、自然妊娠はおろか人工授精も可能性は極めて低いので体外受精しか治療方法はありません。
どっちも一長一短です。 年齢が若ければ@の選択肢はいいと思います。 ただ女性の卵子細胞はお腹の中で細胞分裂しながら人間になる過程でしか持っておらず、あとは年とともに減る一方。残っている細胞ももちろん老化していくのでいい状態の卵子が作りにくくなるということがあるので、待てる人はいいと思います。 逆に高齢の場合は必然的にAにならざるを得ないと思います。 私たちの場合は、ちょうどこの真ん中にあたる年齢でして。
悠長に待ってる場合じゃないけど、切羽詰っているわけではない。
そもそも健康体と変わらない相方の手術に、若干の抵抗があるのは否めない。 会社も休まないといけませんしね。
で、私たちが出した結論は、「同時進行」というもの。 この結論を出す人はあまり多くはないようで、医師に何度も確認されました。 相方は手術受けるが、その間に私は体外受精の準備を進め、受精卵を作る段階で相方が改善していればそれはそれでよし、だめならそのまま続行。 というスタイル。 これは「できれば二人ほしいよね〜」という野望(?)もあってのこと。 改善したら二人目は自然妊娠することも可能じゃない?という野望。 医師には「劇的な改善が見られて、これならタイミング法とか人工授精でも可能で(体外受精が)無駄になっちゃうかもしれないよ?それでもいい?」と聞いてくれました。 私たちは理系夫婦のせいなのか、単にそういう性格なのかわかりませんが 「頼れる科学(医学)は全部試してみよう!」という共通認識があって、無駄とかそういう所は全く考えてはいませんでした。
ということで、相方の手術が決定したのでした。 だいぶ前書きが長くなってしまったので、今回はこの辺で。 コウノトリ番外編Aでお会いしましょう(笑)。
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| | | | | | | KEI | | | | | | | 職業 | バイトくん | | | 地域 | 関東在住 | | | 性格 | やや男っぽい | | | 趣味 | ペーパークイリング | | | | 特技 | 賞状書ける | | | 自己紹介 | |
| SE→舞台関係→税理士事務所スタッフ、と共通性の無い職業についている。現在は主婦も兼業。 | |
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